Kauri〜名ばかり工房から〜

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zoom RSS 年の瀬に紡ぐフリース。

<<   作成日時 : 2008/12/29 18:40   >>

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また紡ぐ日常に戻った。
無性にフリースが紡ぎたくなる。
10月の『工房からの風』を訪ねた際にパオさんで買った国産フリースを納戸から引っ張り出してきた。

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フリースとは、刈り取ったままの丸ごと一頭の羊毛のこと。
人間の髪の毛だって、人によって猫っ毛だったり、くせ毛だったり、太かったり、細かったり…といろいろ違うように、羊の毛も一頭一頭の個体差が大きい。
紡いで、織って、縮じゅうすると、それぞれが全然違う風合いになる。
それが面白くて、手紡ぎマニアはフリースに夢中になるのだ。

しかしこのフリース。
ほんとに刈ったままの状態なので、ゴミや埃がものすごい。
巷の人々が大掃除で家じゅうをピカピカにしているこの時期に、こんな埃を撒き散らすようなことをやっていていいのだろうか?
こんなことでは福の神様も我が家に寄り付かないのでは?
と、ちょっと心がとがめるが、やめられない。
手紡ぎ愛好家の先輩諸氏は、どのような環境でフリースを紡いでいるのかが気になる。

さて、今回紡いでいるのはサッチェビといって、国内の羊飼いをリードする羊まるごと研究所酒井さんのところの羊毛。

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むちむちした弾力やハリがあるけど、繊維がとても細いので、きっとマフラーにしてもいい風合いになりそう。
紡いでいてもいい感じ。 ゴミも少なめ。
織りあげて、縮じゅうするのが楽しみだ。
(注:これは洗っていないグリージーの状態のままネイビーに染めたのでやや青みがかっている。もともとの羊の色はグレー。)

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酒井さんとは直接お会いしたことはないが、羊に対する熱い心意気を持ったとてもユニークな人らしい。
NHKの番組でも紹介されたりしているので、ご存知の方もいるかもしれない。

国内で羊を育てている牧場のほとんどが食肉目的で、せっかくの羊さんの毛はなんと廃棄処分にされることが多いんだとか。とても残念なことである。
そんな中、酒井さんをはじめとした一部の生産者が、パオさんのような羊毛販売店や手紡ぎ愛好家たちと連携しながら、“使える”良質のウールを供給するべくきめ細やかな世話や品種改良を試みているそうだ。
これぞ“羊まるごと”たる所以である。

今まではニュージーランド産の羊毛を主に使ってきたけど、この日本の羊飼いたちの熱き志を知って、私も国産羊毛を紡いでみたいと思うようになったのだった。
いつか、牧場を訪ねて直接お話してみたいな。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
三茶でやってたアートマーケット?にも羊のコーナーがあった。
やはりその人がらみかしら。
kauriちゃん!もう紡いでるの。
本当に好きなんだなとわかります。
それでは良いお年を。
俺は明日から岩手の人。
コメントおさめでした〜〜〜
wakabon
2008/12/29 22:04
やっぱり糸紡ぎすると普段のリズムに戻ったという気持ちになりますね。
お正月は岩手かー。
良いお年をお迎えください。
また来年もよろしくお願いします!
kauri
2008/12/29 23:01

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