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zoom RSS 洋書に出てくるウール用語

<<   作成日時 : 2009/01/30 10:41   >>

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先日紹介したアートヤーンの本“INTERTWINED”にじっくり目を通してみると、ウールに関する用語がふだん私たちが使っているものとは微妙に違っていて、興味深かった。

私が使っている用語はもっぱらアナンダに従っていること、そして洋書の方は何冊も読んだわけではなく、ほぼこのINTERTWINDに関してのみなので、これが欧米で一般的な言葉なのかは定かではない、ということをはじめにお断りしておく。

まずロールということば。
これはカード機にかけてシート状にした羊毛のことだが、これはbatt(バット)と表記されていた。
カカラウールワークスさんなどもバッツという言葉を使っているので、たぶんこちらの方が英語圏で普及した用語なのだろうと思う。

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紡ぎ車の奥に写っているのが、ドラムカーダー。
これをぐるぐる回して、様々な色や質感の素材を梳きながらミックスし、バッツを作る。

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これがバッツ。シート状にいくつもの層になっているのがお分かりいただかるだろうか。
(ちなみにこのバッツを使って、先日のアートヤーン第1号を作った。)

それから、私たちが普段スライバーとかトップと呼んでいる、繊維が一方向に揃ったヘビ状の羊毛のことは、rovingという言葉が使われていた。
ただし、sliverやtopという言葉も時々出てくるので、これはこれで使えるんだと思う。

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フリース(羊一頭から刈りとったままの動物っぽい毛のこと)は、そのままfleece またはraw fleece。
ただ、私たちが普段ステイプルと呼んでいたフリースの房のことは、locksと書かれていた。
ステイプルという言葉も、たとえば“long stapled fiber”(房の長い繊維)という風に書かれていたりするので、間違いではないんだろうと思う。

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それと、私が自分のマフラーにアップリケをしたり、ポンポンをあしらったりするときに使うニードルパンチは、felting needleと言う方がいいようだ。

私たちが普段使っているカタカナ羊毛用語の中で、気になったのはこのくらいだろうか。

それ以外におもしろかったのは、太かったり細かったりして均一でない糸のことをthick'n'thinと言うこと。
thickとかthinって、厚みのことを言うのかと思っていたけど、太さの表現にも使うんですね。

あと、はっきりつかめなかったのが、loftyという言葉。
たぶん空気を含んでふっくらした感じを言うんだと思うんだけど、どうなのかな。
ご存知の方がいたら教えてください。

それからこれは用語に関してではなくて、アートヤーンのテクニックというか考え方の一つだけど、ウールをグルー(糊)と思いなさいと言うのが面白かった。
たとえば布を細く裂いて糸にする場合、私はできるだけ長くひとつながりにしなければと思っていたけれど、布と布の間をふわふわのウールで絡めれば、こま切れのものでもきちんとつながった糸になる。
なるほどね。
これならいろんな色や素材の布をいろんな色の羊毛でつないで、面白い糸ができそうだ。
こういうところが、図画工作っぽくて好き!

洋書は写真がまず綺麗で、それを見ただけでインスピレーションがわいていろいろ作ってみたくなるけど、ヒマな時(あるいは紡ぎ疲れたとき)にじっくり読んでみるのも、それはそれで面白かった。

この記事が何か参考になりましたら、ぽちっとひと押しお願いします。
最近ではflickrによる作品の公開も増えてインターナショナルになってきているので、英語の表記も役に立つのではと思いまして。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おひさしぶり〜〜
ずっと忙しくてブログを見る時間もとれなかった。
今展覧会の当番じゃない日なのでちょっとお邪魔しました。
アートヤーン、すごい綺麗!
kauriちゃん、どんどん広がってるね。
進化してるね。
おもしろい展開が動いているとあるよね!
俺も動こう!
いろいろ作品のことを考える今日この頃です。
wakabon
2009/01/30 11:45
わかぼんさん、お久しぶりです!
今年に入ってからブログの更新がずっとなかったので、インフルエンザにでもやられたのかなーと心配していました。
でもそうじゃなくて、展覧会で忙しかったんですね。
ずっと精力的に活動続けてて、すごいです。

アートヤーン、ほんと図画工作っぽくてとても楽しいです。
わかぼんさんのまた新たな作品も楽しみにしています。
kauri
2009/01/30 12:36

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