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zoom RSS ライランドを紡ぐ。

<<   作成日時 : 2014/01/09 13:48   >>

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先日の荷開き祭で入手したライランド(羊の品種)を、グリージーのまま軽く手でほぐす程度で紡いでいます。
すんごい埃。
土間でないとできない作業です。

画像


しかしこの日の土間(つまり玄関)は寒く、あらゆるヒートテックを重ね着しての作業です。
お相撲さんの着ぐるみみたい。
その上に前掛けするとそれはもう化粧回し?
(画像はありません。)




先にきれいに洗ってから紡げばいいのに。
って思いますよね。
おっしゃる通りです。
多くの方はそうされていると思います。


でも羊一頭の毛って3kg前後あって、毛布を洗うようなボリュームなのです。
しかも下手にやるとフェルト化するし。
それに、あの汚い羊毛をふだん使っている洗濯機で脱水するのはかなり勇気が要ります。


というわけで、私はひとかせ完成した段階でその都度洗うことにしています。
これだと洗面器やボールで手軽に洗える量ですし、原毛に比べると多少手荒なことしても大丈夫なので、60℃くらいの熱いお湯できれいさっぱり脂や汚れを落とすことができます。

なにより糸が一気に化ける瞬間が劇的で、一日がんばって紡いだご褒美、みたいな気分になるところが好きです。




こうして洗い上がったライランド。
色といい質感といい、砂で出来た糸みたい。
とってもいい感じです。

画像




【追記】

このRyelandを英語で検索して歴史を紐解いてみると、とてもおもしろいエピソードがありました。
コメント欄に書きましたが、こちらにも一応載せておきます。

時は16世紀。
エリザベス1世がライランドの毛で編んだ靴下を履いたらすっかり気に入ってしまって、それ以来衣服はすべてライランドの毛を使ったものを着ると誓ったのだとか。
そんなこともあってか、当時飼育数がかなり増えたそうです。
現在ではレア品種に属し、我々手紡ぎマニアの需要が主なようですが。
いっぽうラム肉も美味しくて、有名シェフやホテル・レストランから引っ張りだこらしいです。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ライランド? 覚えやすい名前が気に入った!って、そういうことで選ぶものではありませんよね。でも画像のライランド、とっても賢そうな、といったら変かな?、言い換えればシャキッとした優等生の糸に見えます。いろいろな表情がありますね。生き物の延長ですねえ。
おちゃ
2014/01/10 19:57
おちゃさん

すごいな、この写真でシャキッとした感じが伝わりますか?
私がふだん紡いでいるメリノなどの柔らかい毛のひつじさんとは違うハリと弾力があり、英国羊毛らしい毛です。

しかしこのRyland、英文のものを検索してみたらおもしろい。
エリザベス1世がライランドの毛で編んだ靴下を履いたらすっかり気に入ってしまって、それ以来衣服はすべてライランドの毛を使ったものを着ると誓ったそうな。
そんなこともあってか、当時はとてもポピュラーな品種だったそうです。
現在はレア品種に属し、我々手紡ぎマニアの需要が主なようですが。
いっぽう、ラム肉も美味しくて、有名シェフやホテルから引っ張りだこらしい。
くわしくはこちらをどうぞ。
http://www.ryelandfbs.com/
kauri
2014/01/10 21:21
先ほどは電車の中でスマホです。今は自宅のデスクトップ。ご紹介、ありがとうございます。サイト、見てみました。ライランド愛好家やブリーダーからなる500人の会員がいるんですね。どうですか、kauriさんも会員になられては。サイトにはメンバーシップ取得の申込書がありますね。申込書送り先住所のつづりがすごいので、調べたらやっぱり北ウェールズでした。想像が膨らむライランド。今ではビジネスではなく「趣味」的な種になっているとか。面白いなあ。いっそのこと、みちばたハウスで育てる。日本では希少なライランド専門ブリーダー、かつ紡ぎ手となる。夢がどんどん膨らみます。アイリッシュ・パブに肉もおろす。観光牧場も経営する。私を雇ってくださいね。よく働きますよ。
おちゃ
2014/01/10 21:56
うふふ、おちゃさん。

広がる妄想、サイコーです!
お肉はブルベアに卸す、というところが特にウケました。
おちゃさんは広報担当としてぜひご参画願います。
こういう誰もやってないこと、やってみたいな。
というか、そういうことを夢想するのが私も大好き♪
kauri
2014/01/10 22:07
知らない品種です。
レア羊。世界には、まだまだ沢山あるのですね。
増田めぐみ
2014/01/14 03:20
増田さん

私も図鑑で見たことがありましたが、紡ぐのは初めてです。
張りや弾力があってとてもいい感じ、色もいいです。
こういうレア羊と出会えるのがフリースの楽しいところですね。
kauri
2014/01/14 08:20
ライランド そういう羊なんですね。

一昨年、弾力に惚れて買いましたが
あまりの埃と砂に、洗い途中でしまいこんでしまいました。

質感のよさ、画面でもわかります。
やる気がでました!
押入れで眠っているライランド起こします。
仙人
2014/01/14 08:37
仙人さん

よかった♪
記事にした甲斐がありました。
このシャリ感というのかな?
ふだん私が紡いでいる羊毛にはない質感がとてもいいです。

でもこの埃。
すんごいですよね〜。
一段落してきれいに部屋や紡ぎ車を掃除すると、再びこの汚れを撒き散らすの考えてしまいます。
だけど本当にいい糸ができますよ。
kauri
2014/01/14 09:38

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