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zoom RSS はぎ合わせストールの出来るまで

<<   作成日時 : 2014/04/18 10:04   >>

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織り上がって縮絨した3枚の織地の仕上げに入ります。
まずは裾の処理から。

裁断して折り返し、フェルティングニードルでチクチクすると…。

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羊毛どうしが絡み合って一体化し、ほつれ止めになります。

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これがフェルティングニードル。
5本組になったもので、シャチハ○の印鑑のようにクッションが効いていて、これをがちゃがちゃ刺しているとみるみる毛が絡んで来ます。

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広い面にはこの道具を使いますが、細かい作業をするときには一本の針を使います。
こちら、ご参照ください。)

この写真ではわかりにくいかもしれませんが、一つ一つの針の先にはギザギザが刻まれていて、これが羊毛を毛羽立たせ絡みやすくするのです。
ふつうの縫い針でいくらつついても、毛は絡みません。





こうして裾の処理が終わったら、耳を付き合わせてかがってゆきます。

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うん、なかなかきれいに仕上がった。

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と思ったら。
はぐ面が違う!
これじゃグラデーションにならないじゃないの。
痛恨のミス。
ほどいてやり直しです。






さて、いったん森を散歩して頭を冷やした後、作業再開。

3枚はぎ終わりました。

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この状態ではまだ、はいだラインが畝のように出っ張っています。




これを再びフェルティングニードルで叩くと…。
(本当は作業している手元を撮りたいのですが、独りでiPadのカメラでは無理でした。)

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きれいに畝が消えて、強度も増します。
フェルティングニードルって素晴らしい。




そしてようやく完成。
一枚の布になりました。

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巻くとこんな感じ。

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うーん、この微妙なグラデーションを写真に撮るのはムズカシイ。
巻き方でいろんな表情が楽しめます。



サイズは50cm×1.7m。
私の作るもののとしては、かなり大判サイズです。
でも重さはわずか130g。
手紡ぎ糸ならではの軽さで、しなやかに体に沿います。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
お久しぶりです、覚えてらっしゃるでしょうか。

横方向のグラデーションのストールを作ろうとして、織りでは難しくて長い輪針を使ってニットで作ったことがありましたが、こんな方法があったとは!
平織りでもアイディア次第で可能性は無限大なんだなと改めて気づかされました。
最近忙しくてなかなか手を動かせないんですが、ブログをこっそり拝見しつつ「私もがんばろう」と思ってます。
しば
2014/04/18 10:17
おぉ、しばさん!
お久しぶりです。

私も境目のないグラデーションに固執して撃沈を繰り返していましたが、要は巻いたとききれいだったらいいわけですよね。
5段階でもかなりいいニュアンスが出ることがわかり、満足です。
あとは、もっとコントラストのつく色の組み合わせの場合どうなるか?
など、試してみたいことがまたいろいろ出て来ました。
しばらく杢糸と付き合ってみようと思います。

しばさんも素敵なもの作ってくださいね〜。
ずっとブログ読んでくださって、ありがとうございます。
kauri
2014/04/18 11:16
織り上がった画像からは想像できない柔らかさですね。

私の紡ぎ修行は続いていますが
不揃いながらも大分たまって来たので一枚織ってみます。
参考にさせていただいて。

チクチクでこんな表情に変身(都会的に垢抜け)も
素敵ですね。
私も作品作り変身するぞォ〜〜〜です
楽庄
2014/04/19 09:29
楽庄さん

そうなんです。
織り上がってお湯に通して縮絨すると、ひつじっぽさがふわっと出てくるんですよね。
ぜひまた実物触りにいらしてください。

フェルティングニードル、図画工作感覚で使えるところが大好きです。
毛が絡み合う羊毛の性質によって、ずいぶんいろんなことが出来ますね。

そして、作品作り、楽しみですね。
いいねいいね〜!とうれしくなりました。
kauri
2014/04/19 10:14

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