Kauri〜名ばかり工房から〜

アクセスカウンタ

zoom RSS なぜレアシープを育てるのか。

<<   作成日時 : 2017/07/02 07:03   >>

トラックバック 0 / コメント 0

人々はなぜレアシープを育てるのか?

いろんな理由があるでしょうが、ベースとして共通しているのは、羊がこの地域の歴史を作って来たことへのリスペクトだと思います。
この荒涼とした厳しい自然条件の地に適応した羊という動物がいたからこそ、富が形成され町ができ、羊が地域の文化やコミュニティの基盤となって来た。
そして今もなお、この地域の風景を形作る大事な要素になっている。

そういう、自分たちの基盤を守りたいという思いが、伝統的な品種レアシープの掘り起こしにつながっているようです。

英国人にとっての羊は、日本人にとってのお米、田んぼのある風景みたいなものなのかもしれません。




実際、旅の道中では、羊のいる風景をいたるところで目にしました。
広大な野で気ままに草を食む羊はストレスフリーで幸せそう、なんてのんきに眺めていましたが、この過酷な地で生き延びたのが羊だけだったわけですね。


200年以上前とほとんど変わらない姿で残っているこの地方の羊のひとつRough Fell sheep(Fellはこの辺りの丘陵を指す言葉とのこと)は、粗くシャギーな毛質でとても首に巻くマフラーにはなりませんが、イギリス特有のツイード生地などを織るのに欠かせない素材だそうです。

画像





Rough Fell Sheepの人形に出会って思わず頬が緩む。
よく特徴を掴んでいますね。

画像





自分自身がRough Fell Sheepの羊飼いをしながら、その毛を使って魅力的な服やバッグを作る女性がいました。

画像


どちらも大変骨の折れる仕事、彼女ひとりでやるのではなく、この地域の小さな牧場と小さな工房が連携してのものづくり。

(注:このポスターの文章にも登場していましたが、今回の旅でcrofterという単語を何度か目にしました。
これは小さな家族経営の牧場を営む人を指す言葉で、おもにスコットランドで使われるそうです。)


ハードウィック、ラフフェルシープ、スウェイルデールなど、ばりばりハード系の羊毛を使ったツィード生地で、長く使い込むほど味の出る高品質な"Made in Great Britain "のものづくりを目指しているそうです。

画像





テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
なぜレアシープを育てるのか。 Kauri〜名ばかり工房から〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる